◎今シーズン、ネパール側からエベレストに登頂した登山者は450人超。今年の登山シーズンはまもなく終了する。
ヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト(標高8848m)の山頂付近でケニア人登山家の遺体が発見された。地元当局が23日、明らかにした。
それによると、亡くなったのは40歳の男性。複数人で登頂を目指していたとみられる。
エベレストのベースキャンプで対応に当たった政府関係者は声明で、「キルイ(Cheruiyot Kirui)さんの遺体は山頂付近で見つかった」と述べた。
8000メートル以上の高度で遺体を運ぶのは困難であり、いつ収容するかは不明である。
キルイさんはケニア商業銀行の銀行員。著名な登山家として注目を集め、登山仲間と登山に関する最新情報をSNSに頻繁に投稿していた。
登山仲間のひとりはX(旧ツイッター)にこう書き込んだ。「悲しい日だ。辛いだろう。弟よ、元気でな」
ネパール当局によると、今シーズン、ネパール側からエベレストに登頂した登山者は450人超。今年の登山シーズンはまもなく終了する。
今年、エベレストで死亡した登山家は3人、行方不明は4人となっている。