◎治安当局はさらなる攻撃の可能性があるという情報を受け、軍事施設やその他の機密施設の警備を強化している。
パキスタンの治安当局が軍事施設やその他機密施設の警備を強化している。現地メディアが6日に報じた。
それによると、当局は東部パンジャブ州の空軍基地が武装勢力の攻撃を受けたため、警備体制を見直したという。
この事件は3日未明に発生。正体不明の武装勢力がパンジャブ州の空軍基地内にある訓練施設を急襲した。
当局は銃撃戦の末、武装勢力の戦闘員9人を殺害。地元メディアによると、事件後、TTP(パキスタンのタリバン運動)とつながりのあるイスラム過激派TJP(Tehreek-e-Jihad Pakistan)が犯行声明を出したという。
この過激派は今年初め頃から活動を活発化させ、7月12日に南西部で発生した銃撃事件など、複数のテロ攻撃に関与したと主張している。
治安当局はさらなる攻撃の可能性があるという情報を受け、軍事施設やその他の機密施設の警備を強化している。
一方、アフガニスタンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州では6日、治安部隊が武装勢力の隠れ家を急襲、銃撃戦となり、陸軍兵士4人と武装勢力3人が死亡した。
陸軍の報道官によると、亡くなった兵士4人のうち1人はこの地域で対テロ作戦を指揮していた将校だという。