◎ナイジェリアではボートの転覆事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる
ナイジェリアの警察当局は10日、北西部ソコト州の川でボートが転覆し、子供を含む15人が死亡したと発表した。
地元警察によると、事故は9日に発生。同州郊外の集落に向かっていた渡し船が川の中央で転覆したという。
警察は声明で、「乗客36人のうち21人が救助され、女性13人と男性2人の死亡を確認した」と述べている。亡くなった人の中には未成年が含まれていた。
地元メディアは関係者の話しとして、「渡し船に乗っていた村人たちは地元の広場に集合し、薪を取りに行く途中、事故に遭った」と伝えている。
警察が転覆の原因を調べている。ボートに船頭はいなかったようだ。
ナイジェリアではボートの転覆事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
南東部アナンブラ州で昨年10月に発生した転覆事故では少なくとも76人が死亡。北西部ザムファラ州でも同月、女性と子供を乗せたボートが転封し、13人が死亡したと伝えられている。
