◎コンゴ民主共和国でボートの沈没事故は珍しくなく、この数カ月で100人以上が死亡・行方不明になっている。
コンゴ民主共和国当局は21日、同国とザンビアの国境にあるムウェル湖でボートが沈没し、15人が死亡したと明らかにした。
ムウェル湖はコンゴの南東部に位置する。
AP通信は国会関係者の話しを引用し、「事故は17日の早朝に発生し、14人が溺死、1人が心臓発作で亡くなった」と報じている。
それによると、ボートはコンゴからザンビアに向かう途中、沈没。ボートに乗っていた約50人が湖に投げ出され、ザンビアの漁師が数十人を救助したという。
漁師たちは14人の遺体を回収し、当局に引き渡したと伝えられている。
コンゴでボートの沈没事故は珍しくなく、この数カ月で100人以上が死亡・行方不明になっている。
事故を起こしたボートは過積載で、救命胴衣も着けていない。遠隔地になると救助活動もほとんど行われないようだ。
今年1月には北西部の川で過積載のボートが夜間に沈没し、少なくとも145人行方不明になった。遺体が見つかったかどうかは不明である。