イルカやハートに似た多肉植物を紹介、室内でも育てやすい
これらの多肉植物は形の面白さだけでなく、比較的手間がかからず室内でも育てやすい点が共通している。
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観葉植物として人気の多肉植物の中に、葉の形がイルカやハートに見えるユニークな品種があり、インテリアとしての魅力だけでなく鑑賞価値の高いものとして注目を集めている。これらの多肉植物は一般的な花のように咲き誇る華やかさはないものの、独特の葉の形や質感が年間を通じて楽しめるため、室内緑化の中心的存在となっている。すべての多肉植物は水はけのよい土と、底に排水穴のある容器を用いることが基本で、土が完全に乾いてから水を与えるのが育て方の基本となる。
まず紹介されるのは「Krinkle Kurl(ホヤカルノーサ)」だ。厚みのある光沢のある葉が密集し、カールした形状が特徴のつる性植物で、ゆっくりと成長する。直射日光を少なくとも1日4時間は必要とし、南向きの窓辺や蛍光灯下に置くとよい。春から夏にかけては薄めた一般的な観葉植物用肥料を2か月に一度与えると、数年後には小さなピンク色の花を咲かせることもあるが、独特の葉こそがこの植物の最大の魅力だ。
次に「Burro’s tail(セダム・モルガニアナム)」は、その名前が示す通り、ロバの尾のように長く垂れ下がる茎にシルバーがかった青みを帯びた涙滴形の葉が重なり合って続く。明るい南向きの窓辺に置き、できれば吊り鉢や高い台に置くことでその垂れ下がる姿を最大限に楽しめる。春と夏に1回ずつ肥料を与えるだけで育てられる比較的育成しやすい品種である。
「Sweetheart plant(ホヤカーリー)」は、葉がその名の通りハート形をしていることから、とくに人気の高い品種だ。園芸店ではバレンタインデー用のギフトとして単葉で小さなポットに植えられた状態で売られていることもあるが、茎に沿って厚いハート形の葉が並ぶつる状の株として育てることもできる。明るい間接光を好み、北向きの窓前や南・西向きの窓の側面など光が柔らかく当たる場所が適している。春から夏にかけては薄めの肥料を2〜4週間ごとに与えるとよい。
「String of Dolphins(ドルフィンネックレス)」は、Curio peregrinusと呼ばれる多肉植物で、葉が海面を跳ねるイルカのシルエットのように見えることから名付けられた。葉の形と曲線が本当にイルカが跳ねる姿を連想させ、多肉植物ファンの間で話題となっている。成長期の春には週に1〜2回、休眠期の秋冬でも月に1回程度、土が乾いたらたっぷりと水を与える。春の成長再開時には薄めた液体肥料を1回与えるとよい。ただしこの植物は犬や猫にとって有毒とされるため、ペットのいる家庭では注意が必要である。
最後に「String of Pearls(真珠の首飾り)」。こちらは丸い“真珠”のような葉が連なるつる状の多肉植物で、棚や吊り下げ鉢で育てるとその長い茎が美しく垂れ下がる。ドルフィンネックレスと同じ分類で、一部では旧属であるSenecio(セネシオ)として販売されている場合もある。育成は明るい間接光の下で、土が乾いてから水を与え、春から夏にかけては月に1度程度の肥料を与えるだけでよい。この品種もペットにとって有害とされているため、配置場所には配慮が必要である。
これらの多肉植物は形の面白さだけでなく、比較的手間がかからず室内でも育てやすい点が共通している。そのため植物初心者でも挑戦しやすく、インテリアとしての魅力を高める存在として家庭に取り入れられている。
