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▽米軍は現在、南部のメキシコ国境で麻薬カルテルに対する空中監視を強化し、情報収集を行っている。
米軍のドローン「MQ9リーパー」(Getty Images)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は19日、米当局のドローンがメキシコ領内で監視任務に当たっていることを認め、「米政府との協力の一環であり、領空侵犯ではない」と強調した。

シェインバウム氏は定例会見で、「これは米政府とメキシコ政府の協調作戦の一環であり、何年も前から行われてきた」と語った。

またシェインバウム氏はこの取り組みについて、「国際機関もメキシコの法的枠組みを評価している」と述べた。

米CNNニュースは今週、米中央情報局(CIA)がMQ9リーパーを使ってメキシコ領内の麻薬カルテルを監視していると報じていた

メキシコ領内で米当局が「秘密裏」に監視任務を行っていることは確認されていない。

米軍は現在、南部のメキシコ国境で麻薬カルテルに対する空中監視を強化し、情報収集を行っている。

トランプ(Donald Trump)大統領は就任初日に麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定する大統領令に署名。メキシコ、コロンビア、ベネズエラなどの麻薬カルテルが対象となる。

米当局は19日、この大統領令に基づき、麻薬カルテルを正式に外国テロ組織に指定した。

ロイター通信は米政府関係者の話しとして、「メキシコ領内におけるドローン飛行はメキシコ政府との合意に基づいており、機体は非武装である」と報じた。

それによると、その目的はフェンタニルの製造拠点などを突き止めることだという。

トランプ氏は米国に流入するフェンタニルと不法移民に麻薬カルテルが深く関与しているとして、取り締まりを強化すると公言してきた。

またトランプ氏はメキシコ国境に数千人規模の軍隊を追加派遣し、不法移民や麻薬密売捜査に協力しなければ、最大の貿易相手国であるメキシコに関税を課すと警告している。

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