メキシコのボクサー「チャベス・ジュニア」逮捕、米ICEが身柄確保
米国土安全保障省(DHS)は3日、チャベス・ジュニアがカリフォルニア州ロサンゼルスで逮捕されたことを確認した。
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メキシコの検察当局は3日、同国のボクサーであるフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(Julio Cesar Chavez Jr.)が米カリフォルニア州で逮捕されたことを受け、容疑者の逮捕状が発行されていることを確認した。
米国土安全保障省(DHS)は3日、チャベス・ジュニアがカリフォルニア州ロサンゼルスで逮捕されたことを確認した。
それによると、移民税関捜査局(ICE)が2日にチャベス・ジュニアの身柄を確保したという。
メキシコ検察庁は声明で、2023年に武器密輸と組織犯罪に関する逮捕状が発行されていると明らかにした。
米DHSによると、チャベス・ジュニアはメキシコで組織犯罪および銃器・弾薬・爆発物の密輸に関与した容疑で逮捕状が発行されている。
さらに、チャベス・ジュニアは外国テロ組織に指定されている「シナロア・カルテル」の関係者とみられる。
チャベス・ジュニアは23年8月にB2観光ビザで合法的に入国。そのビザは24年2月に期限切れとなっていた。
その後、チャベス・ジュニアは24年4月には米国市民権を申請。米国市民の妻との結婚を根拠にしていた。
チャベス・ジュニアは先月末、カリフォルニア州アナハイムのPPV興行イベントで判定負けを喫していた。
米当局はチャベス・ジュニアの認否を明らかにしていない。
米国務省は2月、シナロア・カルテルを含む中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定。今月初めにはシナロア・カルテルの一派である「ロス・チャピトス」も外国テロ組織に指定した。