米軍統合参謀本部議長がトリニダード首相と会談
ケイン氏は両国のパートナーシップを再確認するとともに、地域の安全保障と安定に関する事項について協議した。
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米軍制服組トップのケイン(Dan Caine)統合参謀本部議長がカリブ海の島国トリニダード・トバゴのパサードビセッサー(Kamla Persad-Bissessar)首相と会談した。米国防総省が25日、明らかにした。
それによると、ケイン氏は両国のパートナーシップを再確認するとともに、地域の安全保障と安定に関する事項について協議したという。
国防総省は声明で、「ケイン統合参謀本部議長はパサードビセッサー首相に対し、米国は共通の脅威に対処し、カリブ海全域での協力を深化させるため、トリニダード・トバゴとの連携を継続する決意を伝えた」と述べた。
サードビセッサー氏は米海軍が外国テロ組織に指定している南米ベネズエラの麻薬組織トレンドアラグアが運航する麻薬輸送船への攻撃を称賛。全ての麻薬密売人を殺害するよう求めている。
米海軍の原子力空母ジェラルド・R・フォードは先週、ベネズエラ沖に到着した。
フォードを中核とする空母打撃群はこの海域で活動する部隊に合流。「麻薬密輸船」を取り締まる予定だ。
米海軍は9月、トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに19隻の麻薬密輸船を爆撃した。
一連の攻撃による死者は80人にのぼっている。
トランプ(Donald Trump)米大統領は麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言し、それをテロ組織に指定することで、一連の攻撃を正当化してきた。
これはジョージ・W・ブッシュ政権がテロとの戦争に使用したのと同じ法的権限に基づいている。
トランプ氏は中央情報局(CIA)によるベネズエラ国内での作戦も承認。諜報任務とみられるが詳細は明らかになっていない。
