メキシコ湾で熱帯低気圧バリーとフロッシー発生、警報発令中

バリーは29日午後の時点でベラクルス州の東南東約55キロに位置している。
メキシコ、ベラクルス州の港(Getty Images)

米国立ハリケーンセンター(NHC)は29日、メキシコ湾で熱帯低気圧バリーとフロッシーが発生し、今後数日以内にメキシコの大西洋沿岸に激しい雨をもたらす可能性があると発表した。

バリーは29日午後の時点でベラクルス州の東南東約55キロに位置している。

最大風速は20~25メートル、時速15キロで北西方向に進んでいる。

メキシコの気象台は29日、メキシコ湾に面する複数の地域に熱帯低気圧警報を発令した。

バリーは29日夜に上陸する見込み。内陸部に移動した後、消滅する見通しである。

気象台はベラクルス州、サンルイスポトシ州、タマウリパス州の24時間雨量が多いところで250ミリに達する可能性があると警告している。

一方、メキシコ南西海岸沖で発生したフロッシーは南部ゲレロ州アカプルコの南方約380キロに位置し、時速13キロの速さで西北西へ移動中。最大風速は15メートルとなっている。

ゲレロ州と周辺地域に熱帯低気圧注意報が発令中だ。

フロッシーは30日夜から7月1日にかけてハリケーンに発達する見込み。メキシコ西側の海上にとどまる見通しである。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

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