トリニダード・トバゴ首相、米海軍の麻薬密輸船攻撃を称賛「全ての麻薬密売人を殺すべき」
トランプ米大統領は2日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに声明を投稿。この作戦で11人を殺害したと明らかにした。
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カリブ海の島国トリニダード・トバゴのパサードビセッサー(Kamla Persad-Bissessar)首相は3日、米海軍が外国テロ組織に指定している南米ベネズエラの麻薬組織トレンドアラグアが運航する麻薬輸送船を攻撃し、11人を殺害したことを称賛した。
トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに声明を投稿。この作戦で11人を殺害したと明らかにした。
パサードビセッサー氏は声明でトランプ氏の対応を称賛。「全ての麻薬密売人は暴力的に殺されるべきだ」と強調した。
またパサードビセッサー氏は「米海軍がカリブ海地域で成果を上げていることを、国民の大多数と共に喜んでいる」と述べた。
さらに、「麻薬カルテルが我が国に与えた苦痛と被害は計り知れない。奴らに同情の余地はない。米軍は彼ら全員を暴力的に殺害すべきだ」とした。
パサードビセッサー氏は米国がこの地域の違法な銃器・麻薬・人身売買を取り締まれば、トリニダード・トバゴを含むカリブ諸国の暴力は減少すると期待を表明した。
パサードビセッサー政権は7月、国内の刑務所で活動する犯罪組織が主要な政府高官の殺害と公共機関への攻撃を計画していたとして、非常事態を宣言した。
政府は昨年12月にもギャング暴力への懸念を理由に同様の措置を講じ、4月中旬まで継続していた。
トリニダード・トバゴの人口は約140万人。内務省の統計によると、昨年の殺人件数は過去最多の624件に達したという。今年の殺人件数は7月中旬時点で214件。昨年同時期は325件であった。