セントビンセント・グレナディーン議会選挙、野党が勝利宣言
これにより与党ULPの24年間にわたる政権支配に終止符が打たれた。
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カリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンで27日に行われた議会選挙について、野党の新民主党(NDP)が勝利を宣言した。
これにより与党ULPの24年間にわたる政権支配に終止符が打たれた。
NDPのフライデー(Godwin Friday)党首は27日夜、SNSを通じて勝利宣言を行った。
地元メディアによると、NDPは過半数を獲得する見通し。
今回の選挙では、投票日前日まで与党が政権を維持すると予想されていた。ある世論調査はULPの再選の可能性を64%と見込んでいた。
しかし、最終的にNDPの支持が大幅に高まり、予測を覆す格好となった。
NDPは選挙戦で、雇用の創出、公共サービスの改善、経済機会の拡大といった政策を掲げ、有権者に対し「変革」を訴えていた。
特に若年層や労働市場、生活コストに苦しむ市民の間でNDPの政策が受け入れられたとされる。
今回の政権交代はセントビンセントにとって24年ぶりの大きな政治変革を意味する。NDPの政策実行力、そして有権者が期待する改革への対応が、今後国の方向性を左右する重要な試金石となるだろう。
