◎移民はベネズエラ、キューバ、ハイチ、コロンビアなどの出身者で構成され、中国人の姿も確認できた。
メキシコ、南部タパチュラ、米国を目指す移民のキャラバン(Getty Images)

約1500人の移民が1日、メキシコ南部から米国国境に向けて出発した。

AP通信によると、移民はベネズエラ、キューバ、ハイチ、コロンビアなどの出身者で構成され、中国人の姿も確認できたという。

メキシコ当局は先週、米国国境を目指していた2つの移民キャラバンを解散させた。1つ目のキャラバンはトランプ(Donald Trump)次期米大統領が当選を決めた11月5日にグアテマラ国境に近い南部タパチュラを出発。最盛期には約2500人が参加していた。

1日のキャラバンはグアテマラ国境沿いのタパチュラを出発。日差しを避けるため、1日未明に徒歩で移動を開始し、最初の町を目指している。

先週解散した2つのキャラバンの移民は南部にバスで送られたり、そこにとどまるよう命じられた。

APによると、1日に出発したキャラバンの中には北部の都市で仕事を見つけたいと言う人もいたという。

タパチュラで仕事を見つけることは難しく、移民たちは北上しつつ働き、食費を稼ぎながら米国国境を目指す。

ホンジュラスから来たという男性はAPに、「このキャラバンに参加するほとんどの人が、家族のために米国への移住を目指している」と語った。

トランプ氏はメキシコ政府に対し、移民と麻薬の流入を阻止するよう求めている。米当局が昨年南部のメキシコ国境沿いで拘束した移民は約250万人。その7割がベネズエラ人であった。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク