◎ロシア海軍は6月12~17日までハバナにとどまる予定。
キューバ、首都ハバナの港(Getty Images)

原子力潜水艦を含む4隻のロシア軍艦が来週キューバの首都ハバナに到着する。キューバ外務省が6日、明らかにした。

それによると、ロシア海軍は6月12~17日までハバナにとどまる予定。

同省は声明で、「いずれの軍艦も核兵器を搭載しておらず、地域の脅威にはならない」と言明した。

米政府は5日、軍事演習のためにカリブ海に到着すると予想されるロシアの軍艦と航空機を追跡していると明らかにしていた。

それによると、この演習は米国のウクライナ支援に対する反応の一部とみられる。

AP通信は政府高官の話しとして、「ロシア軍のハバナ入りは注目に値するが、厳戒態勢を取るような事態にはならない」と伝えている。

ロシア政府はバイデン政権がウクライナ東部ハルキウ州の防衛に当たり、ウ軍に供与した米製兵器でロシア領内を攻撃することを認めたことに強く反発し、「最悪の事態に発展する恐れもある」と警告した。

キューバ外務省によると、ハバナに入港するのはフリゲート艦、原潜、石油タンカー、曳船の4隻。

ロシア海軍は入港に先立ち、キューバ共産党への敬礼として、21発の砲弾を発射し、キューバの砲兵隊がこれに応える予定だ。

旧ソ連は1962年、キューバに核兵器を配備した。これは世界が最も核戦争に近づいた瞬間とみなされている。

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