▽クラブでは当時、政治家、スポーツ選手、その他著名人が参加するコンサートが開かれていた。
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中米ドミニカ共和国・首都サントドミンゴのナイトクラブの屋根が崩落した事故について、地元当局は10日、これまでに221人の死亡を確認し、155人が負傷、行方不明者の捜索を続けていると発表した。
事故は市近郊にあるクラブ「ジェットセット」で8日未明に発生。屋根が突然崩落し、大勢が巻き込まれた。
クラブでは当時、政治家、スポーツ選手、その他著名人が参加するコンサートが開かれていた。
警察によると、屋根は数秒で完全に崩落。会場全体がコンクリートで押しつぶされたという。
アビナデル(Luis Abinader)大統領が非常災害対策本部を立ち上げ、関係閣僚に人命救助を最優先するよう指示。救助隊が24時間体制で行方不明者を捜索している。
軍、警察、民間企業が大型重機を投入して瓦礫を撤去し、生存者を探している。
政府は10日、最新の生体認証システムを使って犠牲者の身元を確認する専門家チームが配備されたと明らかにした。
北部モンテクリスティ州の知事や元メジャーリーガー、コンサートに参加していたミュージシャンなどの死亡が確認されている。
屋根が崩れた原因は明らかになっていない。事故時、クラブ内にいた人の数も不明である。
ルビオ(Marco Rubio)米国務長官はこの事故で少なくとも1人の米国市民が亡くなったと報告を受けていると明らかにした。
ルビオ氏はX(旧ツイッター)への投稿で犠牲者に哀悼の意を表し、ドミニカに支援を提供すると用意があると表明した。
地元メディアによると、このクラブでは2023年に火事があり、一部が損壊したという。
当局は10日朝の時点で189人の生存者を救出したと報告している。