米領プエルトリコ最高裁、出生証明書における性別「X」選択認める

この判決により、トランスジェンダーは出生証明書における性別表記としてXを選択できるようになる。
LGBTQ運動の象徴であるレインボーフラッグ(Getty Images)

米領プエルトリコの最高裁判所が出生証明書の性別欄で男女どちらでもない「X」を選べるようにすべきと裁定した。現地メディアが2日に報じた。

6人のトランスジェンダーは政府を相手取り、出生証明書にXジェンダーの欄がないのは違法であるとして提訴していた。

5月30日の最高裁の判決により、トランスジェンダーは出生証明書における性別表記としてXを選択できるようになる。

プエルトリコLGBTQ+(性的少数者)連盟の会長は記者会見で、この判決を「歴史的」と称賛した。

一方、ゴンザレス(Jenniffer González)知事は2日の記者会見で、「この判決に関する司法省の提言を待っている」と述べた。

米連邦裁判所は2015年、トランスジェンダーの人々が出生証明書上の性別を変更する権利を認めるようプエルトリコ政府に命じていた。

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