米領プエルトリコが非常事態宣言、断水問題で州兵投入
現地メディアによると、30日午前の時点で約3000世帯が断水状態にある。その中にはホテルや企業も含まれている。
.jpg)
米領プエルトリコのゴンザレス(Jenniffer González)知事が30日、主要な上水道管が破損し、数千世帯が断水状態に陥ったことを受け、非常事態を宣言した。
先週後半の断水ピーク時には約18万世帯が影響を受けた。
現地メディアによると、30日午前の時点で約3000世帯が断水状態にある。その中にはホテルや企業も含まれている。
ゴンサレス氏は声明で、「州兵を投入してこの問題に対処する」と述べた。
多くの市民が州政府の対応に怒りを表明している。
州の水道・下水道局は先週、道路の補修作業中に主要な上水道管が破損した経緯を説明していない。
ABCニュースによると、重機で道路を掘削した際、上水道管の連結部が破損したとされる。
自治体は各地に給水ポイントを設置し、戸別訪問で飲料水を配布。州兵がこれらの業務を支援する予定だ。
ゴンザレス氏は声明で、「11軒のホテルを含む約3000世帯でまだ水が出ない。緊急事態だ」と述べた。
またゴンザレス氏は上水道システムの安定化、水道・下水道当局の調査、事故の原因究明を担当する特別調整官を任命したと明らかにした。
同調整官は今後10日以内に報告書を提出する予定である。