◎警察が規制線を張り、武装集団の行方を追っている。
米領プエルトリコのバーで何者かが銃を乱射し、5人が死亡、4人が重傷を負った。警察が13日、明らかにした。
それによると、このバーでは麻薬取引が横行していたという。
南米の麻薬カルテルはプエルトリコに拠点を置き、米国にコカインやメタンフェタミンなどを流している。
警察は声明で、「北部の町にあるバーの前で走行中の車から正体不明の武装集団が銃を乱射し、男性3人と女性2人が死亡、女性3人と男性1人が重傷を負った」と明らかにした。
病院に搬送された4人は意識不明の重体と伝えられている。
当局によると、武装集団は35歳の麻薬ディーラーを狙ったとみられる。この男はその場で死亡が確認された。
警察が規制線を張り、武装集団の行方を追っている。
プエルトリコの人口は約320万人。人口10万人当たりの殺人率は世界トップクラスであり、今年に入ってから74件の殺人事件が発生している。
東部沿岸の道路で先月発生した銃乱射事件では16歳の少年を含む5人が死亡。これも麻薬絡みとみられる。