◎死者の日は10月31日から始まり、事故死した人間を追悼する。
2024年11月1日/メキシコ、首都メキシコシティ、ペットを称える死者の日の祭壇(AP通信)

メキシコの有名な「死者の日(11月2日)」のお祝いでは、この世を去った多くのペットも追悼される。

トラやカバでさえ、亡くなった愛する人を偲ぶために設置された祭壇に写真を飾ることができる。

通常、愛する人を亡くした人は故人が好きな食べ物や飲み物を祭壇に供えるが、ペットの場合はペットフードになる。

この祝日のルーツはヒスパニック以前の風習にある。動物に対する畏敬の念も同様だ。スペイン征服以前に多くのメキシコ人が飼っていた毛のない小型犬は飼い主をあの世に導くと信じられており、特別な埋葬をされることもあった。

地元メディアによると、近年、家族と一緒にペットを偲ぶ人が増えているという。

死者の日は10月31日から始まり、事故死した人間を追悼する。

家族総出で墓を掃除し、オレンジ色のマリーゴールドで墓を飾る。墓地でも自宅の祭壇でも、親族がロウソクを灯し、亡くなった親族の好物や飲み物を供える。

ペットの写真を祭壇に飾る習慣が広まり、今では10月27日がペットのための「死者の日」とされ、国立歴史人類学庁(INAH)がSNSでペットを偲ぶ方法を紹介している。

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