米当局、メキシコ国営石油会社ペメックスの元CEO逮捕、送還へ

容疑者はペメックスの子会社から契約の見返りに400万ペソ(約3100万円)の賄賂を受け取ったとされる。
2025年4月1日/メキシコ、首都メキシコシティ、シェインバウム大統領(ロイター通信)

メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は14日、国営石油会社ぺメックス(PEMEX)の元CEOであるカルロス・トレビノ(Carlos Trevino)が米国で逮捕され、汚職容疑でメキシコに送還され、裁判を受ける予定であると明らかにした。

シェインバウム氏は定例会見で、「政府は5年前にトレビノの身柄引き渡しを米国に要請し、地元の捜査当局がついに身柄を確保した」と語った。

またシェインバウム氏は「この逮捕はペメックスの元理事の告発に基づいている」と述べた。

容疑者はペメックスの子会社から契約の見返りに400万ペソ(約3100万円)の賄賂を受け取ったとされる。

容疑者はペニャニエト(Enrique Pena Nieto)元大統領の下で2017年11月にペメックスのCEOに任命され、18年末の同政権終了まで務めた。

検察庁は容疑者を犯罪組織への関与と資金の不正運用で起訴。裁判所に出頭しなかったため、21年9月に逮捕状が発行された。

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