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▽外務省は先週、マルティネリ氏のニカラグアへの亡命を許可すると明らかにしていた。
2024年2月6日/パナマ、首都パナマシティ、記者団の取材に応じるマルティネリ元大統領(ロイター通信)

中米パナマの国家警察は30日、マルティネリ(Ricardo Martinelli)元大統領に対する国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)のレッドノーティスを求める司法省の要請を拒否したと明らかにした。

マルティネリ氏はマネーロンダリング裁判で実刑判決が確定して以来、首都パナマシティの在ニカラグア大使館で暮らしている。

外務省は先週、マルティネリ氏のニカラグアへの亡命を許可すると明らかにしていた。

マルティネリ氏は3月31日までに出国しなければならない。

マルティネリ氏は2009年から14年まで大統領を務めた実業家である。

2023年、マルティネリ氏は再び大統領を目指して党の指名を勝ち取ったが、その後の欠席裁判で10年以上の禁固刑と1900万ドルの罰金を言い渡された。

国家警察は声明で、「マルティネリ氏をICPOのデータベースに登録するよう求める司法省の要請を法的に検討した結果、拒否した」と述べた。

また警察はその理由について、「政治亡命を求め、政府がそれを認めた市民に対するレッドノーティスの発行は認められない」と説明した。

レッドノーティスはICPOが加盟国の申請により発行する通知。その国で逮捕状が出ている人物を特定し、発見したら手配元の国に引き渡す方向で協力するよう各国に要請するものである。

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