▽マルティネリ氏はマネーロンダリング裁判で実刑判決が確定して以来、首都パナマシティの在ニカラグア大使館で暮らしている。
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中米パナマ政府は3月31日、ニカラグアへの亡命手続きを進めているマルティネリ(Ricardo Martinelli)元大統領の渡航期限を3日間延長すると発表した。
マルティネリ氏はマネーロンダリング裁判で実刑判決が確定して以来、首都パナマシティの在ニカラグア大使館で暮らしている。
外務省は先週、マルティネリ氏のニカラグアへの亡命を許可すると発表。それによると、マルティネリ氏は3月31日までに出国しなければならない。
大統領府の報道官は声明で、マルティネリ氏に対する出国の期限を3日間延長すると述べたが、理由は明らかにしなかった。
一部の地元メディアはニカラグア政府との調整が遅れていると報じている。
国家警察は30日、マルティネリ氏に対する国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)のレッドノーティスを求める司法省の要請を拒否したと明らかにした。この影響で出国手続きが遅れたとみられる。
レッドノーティスはICPOが加盟国の申請により発行する通知。その国で逮捕状が出ている人物を特定し、発見したら手配元の国に引き渡す方向で協力するよう各国に要請するものである。
ニカラグア政府は31日の声明で、パナマ政府に対し、この問題を明確にするよう要求した。
マルティネリ氏は2009年から14年まで大統領を務めた実業家である。
2023年、マルティネリ氏は再選を目指して党の指名を勝ち取ったが、その後の裁判で10年以上の禁固刑と1900万ドルの罰金を言い渡され、出馬資格を失った。