パナマとベネズエラが領事業務を再開、緊張緩和へ

パナマのムリノ大統領は昨年7月のベネズエラ大統領選でマドゥロ大統領の勝利を認めず、両国の関係は一気に悪化した。
ベネズエラのマドゥロ大統領(Fausto Torrealba/ロイター通信)

中米パナマの外務省は18日夜、ベネズエラでの領事業務を再開すると発表した。

同省は声明で、「自国民の問題に対応する緊急の必要性から、両国は領事サービスを再開することで合意した」と明らかにした。

パナマのムリノ(José Raúl Mulino)大統領は昨年7月のベネズエラ大統領選でマドゥロ(Nicolás Maduro)大統領の勝利を認めず、両国の関係は一気に悪化。ベネズエラはパナマから外交代表部を引き揚げ、フライトを一時停止した。

外交関係の断絶は24年7月29日に発生。パナマは首都カラカスから外交官を帰国させ、ベネズエラとの外交関係を停止すると発表した。

この前日、野党はマドゥロ氏が大敗したことを示す選挙データを公開した。

ムリノ氏は数週間前にパナマを訪問したベネズエラの野党指導者ゴンザレス(Edmundo González)氏を強く支持していた。

ベネズエラは両国間の航空便を停止。これは今年5月22日に再開された。

パナマはベネズエラ政府に対し、パナマを通過して南下するベネズエラ移民を受け入れることに同意するよう求めていたが、18日の声明ではその問題に言及しなかった。

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