◎ペレスモリナ氏は2015年、汚職の告発に煽られた大規模な抗議デモの後、辞任した。副大統領も汚職容疑で有罪判決を受けている。
グアテマラのペレスモリナ(Otto Perez Molina)前大統領が保釈された。現地メディアが4日に報じた。
それによると、ペレスモリナ氏は保釈金約1030万ケツァル(約1億9000万円)を収め、3日夜に拘置所を後にしたという。
ペレスモリナ氏が拘置所を出たのは2015年の辞任・逮捕以来初めて。
ぺレスモリナ氏は2022年12月、贈収賄事件で有罪判決を受け、懲役16年を言い渡された。控訴審はまだ確定しておらず、裁判所は検察の訴えを退け、同氏の保釈を許可した。
ペレスモリナ氏の弁護士は声明で、「依頼人は必要な措置を講じ、拘置所を離れた」と述べている。
裁判所によると、ペレスモリナ氏は国内にとどまる必要があり、30日ごとに検察に所在地を通知しなければならない。
ペレスモリナ氏は昨年9月にも政権時代の詐欺、マネーロンダリング、贈収賄を認め、懲役8年の判決を受けた。この裁判もまだ確定していない。
ペレスモリナ氏は2015年、汚職の告発に煽られた大規模な抗議デモの後、辞任した。副大統領も汚職容疑で有罪判決を受けている。