ニカラグア初の女性大統領チャモロ氏の葬儀営まれる コスタリカ
チャモロ氏は夫の暗殺後、政界に進出。1990年から1997年まで大統領を務めた。
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ニカラグア初の女性大統領であるチャモロ(Violeta Barrios de Chamorro、95歳)氏の葬儀が16日、コスタリカの首都サンホセで営まれた。
家族によると、チャモロ氏は14日朝に息を引き取ったという。死因は明らかにしていない。
チャモロ氏は夫の暗殺後、政界に進出。1990年から1997年まで大統領を務めた。
チャモロ氏は内戦を経て地域開発と平和を推進したが、大統領在任中、ハイパーインフレーションと経済的困難に直面した。
AP通信によると、ニカラグア政府はチャモロ氏に関するコメントを出していない。国営メディアも無視しているようだ。
チャモロ氏は2018年に脳卒中を患った後、後遺症のため政界を引退。2023年10月、継続的な医療ケアを受けながら、亡命中の2人の子供が住むコスタリカに移住した。
別の2人の子供は米国で生活している。
チャモロ氏の家族は14日の声明で、「ビオレタ・チャモロは一時的にコスタリアの墓地に埋葬されるが、ニカラグアが再び民主国家となり、その遺産が称えられた時に母国に戻る予定だ」と述べた。
チャモロ氏の葬儀にはチャベス政権の閣僚も参列した。
ニカラグアの独裁者であるオルテガ(Daniel Ortega)大統領は2018年の反政府デモを鉄の拳でねじ伏せ、350人以上を殺害して以来、5000以上のNGOを閉鎖または非合法化し、野党政治家を含む数千人を恣意的に逮捕・投獄してきた。