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▽トランプ氏は9日、米国に輸入される全ての鉄鋼、アルミニウムへの25%の関税を10日に発表すると記者団に語った。
2025年2月9日/米ニュージャージー州のスーパーボウル会場、トランプ大統領(Getty Images/AFP通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は10日、トランプ(Donald Trump)米大統領が米国に輸入される全ての鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課すと発表したことについて、相手の動向を見極めてから対応すると表明した。

トランプ氏は9日、米国に輸入される全ての鉄鋼、アルミニウムへの25%の関税を10日に発表すると記者団に語った。

シェインバウム氏は定例会見で、「メキシコの製品が影響を受けるかどうかを静観する必要がある」と語った。

シェインバウム氏はこれまで、トランプ氏の発言に焦って反応するのではなく、慎重に相手の出方を見極める必要があると述べていた。

メキシコ経済省は先週、鉄鋼業界のリーダーたちと会談し、政府の投資ロードマップの一環として、国産化を強化するために協力すると表明した。

米政府のデータによると、米国への鉄鋼輸入第1位はカナダ。2位はブラジル、以下メキシコ、韓国、ベトナムが続く。

米国の最大の貿易相手国であるカナダは24年1~12月の鉄鋼輸入総量の79%を占める。アルミニウムの輸入量も1位だ。

トランプ氏は1期目に鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課したが、その後、カナダ、メキシコ、ブラジルなど一部の貿易相手国に無関税枠を認めた。

バイデン前政権は無関税枠をイギリス、日本、EUに拡大。その結果、米国内の製鉄所は設備稼働率が低下している。

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