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▽トランプ氏は先月、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名。これは1カ月延期され、3月4日に発効するとみられる。
メキシコのシェインバウム大統領(AP通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は25日、トランプ(Donald Trump)米大統領による関税発動が1週間後に迫る中、「通商政策について米国と協議を行っており、新たな合意に達するよう働きかけている」と明らかにした。

シェインバウム氏は定例会見で、「最大の貿易相手国である米国との貿易戦争を回避できることを期待している」と語った。

またシェインバウム氏は報復措置について、「不測の事態に備えた計画は留保しており、いつでも発動できる」と強調した。

トランプ氏は先月、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名。これは1カ月延期され、3月4日に発効するとみられる。

またトランプ氏は米国に輸入される全ての鉄鋼・アルミニウム製品に25%の関税を課す大統領令にも署名済みだ。これは3月12日に発効する予定。

トランプ氏は先週、メキシコ・カナダ関税について、「予定通りだ」と述べる一方、交渉に応じる用意があると示唆した。

シェインバウム氏は「この取引は今週中にまとめなければならない。私たちは米国と合意に達することができる」と述べた。

メキシコは貿易の多様化を模索しているが、地理的な条件から、短期的に大きな変化を起こすことは難しいとみられる。

両国の貿易総額は昨年、8000億ドル(約120兆円)を超えた。

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