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メキシコ政府、米国向け郵便を一部停止、関税免除の停止受け、8月27日から

この免税措置は「800ドル未満」の小包を無税で米国に輸入することを認めるもので、今週8月29日に終了する。
メキシコ、首都メキシコシティの中央郵便局(Getty Images/AFP通信)

メキシコ政府は27日、トランプ米政権が少額の輸入品の関税を免除する措置を停止すると決めたことを受け、米国向け小包の発送を一時停止すると発表した。

これはトランプ政権が少額の輸入品の関税を免除する措置について停止すると決めたことを受けたもので、政府は米側が定める課税に関する手続きが不明確で、事業者での対応が困難であるためと説明している。

EUやその他複数の国も同様の措置を取っている。

メキシコ政府は現在、トランプ政権と広範な関税の回避に向けた交渉を続けている。

この免税措置は「800ドル未満」の小包を無税で米国に輸入することを認めるもので、今週8月29日に終了する。

個人間の贈答品で内容物の価格が100ドル以下の郵便物は課税されない見込みである。

米税関・国境警備局(CBP)のデータによると、2024年にはこの免税措置の下で13億6000万個の小包(総額646億ドル相当)が米国に送付された。

シェインバウム政権は声明で、メキシコ郵便公社は27日から米国向けの郵便物の一部の引き受けを一時停止すると発表した。

また政府は「米国当局および国際郵便機関との対話を継続し、サービスの秩序ある再開を可能とするよう努めている」と述べた。

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