◎麻薬カルテルは自分たちの支配地域に検問所を設置し、移民や業者に金銭を要求。拒否すれば攻撃することもある。
メキシコ北西部ソノラ州で正体不明の武装集団が移動中に車に発砲し、移民1人が死亡、8人が負傷した。警察が19日、明らかにした。
それによると、現場は米アリゾナ州の国境から70キロほどの地点に位置する町の通り。殺害されたのはメキシコ南部出身の少年、負傷者はメキシコ、エクアドル、アフリカ出身者であった。
犯行声明を出した組織は確認されていない。警察が容疑者を追跡している。
地元メディアによると、この地域では複数の麻薬カルテルやギャングが縄張り争いを繰り広げているという。
麻薬カルテルは自分たちの支配地域に検問所を設置し、移民や業者に金銭を要求。拒否すれば攻撃することもある。
地元メディアによると、現場の町には世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルと対立するギャングの拠点が複数あるとみられる。