◎シェインバウム氏は自らを「サバサバした性格」「合理主義者」と呼び、その性格に合わせて朝の会見を短く、喧嘩腰にならず、簡潔なものにした。
メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)新大統領が2日、前任者が始めた朝の記者会見に初めて臨み、メディアを批判した。
オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)前大統領の会見は2時間半に及ぶこともあり、一方的にしゃべり続けることから、「マラソン会見」と呼ばれていた。
シェインバウム氏は自らを「サバサバした性格」「合理主義者」と呼び、その性格に合わせて朝の会見を短く、喧嘩腰にならず、簡潔なものにした。
シェインバウム氏は政府に関するメディアの「嘘」と呼ばれる前任者のコーナーなど、いくつかを維持すると誓った。
またシェインバウム氏は1500年代にメキシコを征服した際の虐待について謝罪を拒否しているスペイン政府との外交論争も継続した。「謝罪すべきです...」
さらに、「北西部シナロア州クリアカンで世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの派閥間の争いが激化していることをどう思うか」という記者の質問を一蹴。「シナロア州は今週最も多くの殺人事件が発生した州ではなく、治安は改善している」と主張した。
シェインバウム氏は師匠であるオブラドール氏の「勝利の方程式」を継承するだろう。オブラドール氏は在任期間中、記者に対し、発言した内容に責任を持ち、その証拠を提示するよう求めていた。