◎北東部タマウリパス州の議会は26日、同性婚を合法化する法案を賛成多数で可決した。
メキシコ北東部タマウリパス州の市民は27日、州議会で同性婚を合法化する法案が決議されたことを祝った。
地元メディアによると、同州の州法を改正する法案は26日夜、賛成23ー反対12(棄権2)で可決されたという。
これにより、メキシコの全32州で同性婚が合法化された。あるツイッターユーザーは決議直後に「メキシコ💛人権💛共和国誕生!」とツイートし、多くのいいねを獲得した。
首都メキシコシティで決議を祝う集会が開かれ、ある活動家グループは「やればできる」という横断幕を掲げた。
タマウリパス州議会の周辺にはLGBTQ+(性的少数者)を支援する団体や活動家が集まり、投票を見守った。
最高裁判所のサルディバル(Arturo Zaldivar)長官も結果を歓迎した。「大きな虹で輝いています。すべての人の尊厳と権利が保障されるのです。愛!」
南部ゲレロ州議会は前日に同様の法案を可決している。
最高裁は2015年に同性婚を阻む州法を違憲と裁定したが、一部の州議会は新たな州法の起草に数年を要した。