◎シェインバウム氏はオブラドール大統領の政策を継続すると公約に掲げている。
メキシコ、首都メキシコシティ、オブラドール大統領(右)とシェインバウム市長(ロイター通信)

メキシコ与党・国家再生運動(MORENA)の大統領候補であるシェインバウム(Claudia Sheinbaum)氏が選挙演説で口を滑らせたと認めた。現地メディアが10日に報じた。

シェインバウム氏は10日の選挙集会で「オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は個人的な野心に突き動かされている」と発言。支持者を驚かせた。

またシェインバウム氏はこう強調していた。「私はオブラドール氏のような、個人的な野心を達成するために大統領になるつもりはありません...」

シェインバウム氏は首都メキシコシティの前市長であり、同国初の女性大統領になる可能性が高まっている。大統領選の投票日は6月2日、即日開票される。

シェインバウム氏はオブラドール氏の政策を継続すると公約に掲げている。

オブラドール氏は独裁的な面もある一方、厳格なライフスタイルを誇り、野党党首を 「下品な野心と下心を持った人間 」と軽蔑することがある。

シェインバウム氏は選挙集会後、X(旧ツイッター)に声明を投稿し、発言を訂正した。「誤解されかねない表現がありました。オブラドール大統領が個人的な野心なしに国を変革したことは明らかです!」

保守系野党・国民行動党(PAN)の候補であるガルベス(Xóchitl Gálvez)上院議員はシェインバウム氏が本性を現したと嘲った。「彼女は潜在意識に駆られ、ついに個人的な野心で行動していると認めたのです...」

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