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▽米国内で拘束した不法移民を乗せた米軍機は24日、グアテマラに送還するためメキシコ南部に向けて出発したものの、メキシコ当局が着陸を拒否したため、引き返した。
メキシコ、北部チワワ州の移民受付センター近く(Getty Images/AFP通信)

メキシコ政府が不法移民を乗せた米軍機の着陸要請を拒否した。現地メディアが24日に報じた。

それによると、米国内で拘束した不法移民を乗せた米軍機は24日、グアテマラに送還するためメキシコ南部に向けて出発したものの、メキシコ当局が着陸を拒否したため、引き返したという。

ABCニュースは米政府高官の話しとして、「不法移民約80人を乗せたC17輸送機をメキシコに向けて飛ばしたが、着陸を拒否された」と伝えている。

メキシコ政府は拒否した理由を明らかにしていない。

また米国務省とメキシコ外務省もコメントを出しておらず、事前にどのようなやりとりがあったかも不明である。

トランプ(Donald Trump)大統領は20日、不法移民の強制送還を開始する大統領令に署名。さらに、南部のメキシコ国境に非常事態を宣言し、軍を追加投入する命令にも署名した。

それ以来、両国の関係は緊張状態にある。

トランプ氏は兵士1500人の増派を命じ、さらに数千人を追加配備するという情報もある。

またトランプ氏は麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定する大統領令にも署名。メキシコ、コロンビア、ベネズエラなどの麻薬カルテルが対象となる。

これにより、麻薬カルテルは国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)、イエメンの親イラン武装組織フーシ派などと同じ扱いを受けることになった。

トランプ氏は移民だけでなく、メキシコから流入する麻薬も根絶すると宣言。メキシコ政府のカルテル対策を批判し、全輸入品に25%の関税を課すと警告している。

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