メキシコ25年4月送金額12%減、2012年以来最悪の減り幅に
メキシコは世界第2位の送金受入国で、25年4月には海外から47億6000万ドルの送金を受け取った。
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メキシコ中央銀行が2日に公表したデータによると、先月のメキシコへの送金が前年同月比12.1%減少した。米国の連邦議会が海外への送金に対する課税を検討する中、過去13年間で最も急激な減少となった。
メキシコは世界第2位の送金受入国で、25年4月には海外から47億6000万ドルの送金を受け取った。
中銀のデータによると、4月の送金減は2012年9月以来、前年同月比で最も急激な減少となった。
約1230万人のメキシコ人が海外に住んでおり、そのうち97%が米国在住である。
中銀は昨年、メキシコの送金が11年連続で増加したと明らかにしていた。
中銀によると、4月の取引件数は前年同月比8.1%減、送金額も4.4%減少した。
海外在住のメキシコ人は昨年、約647億5000万ドル(9兆2560億円)を故郷に送金。主にテキサス州とカリフォルニア州からメキシコの中部と西部州へ送金され、過去最高を更新した。
25年1~4月末の送金額は190億2000万ドル(2兆7190億円)、前年比2.5%減となった。