▽米国はメキシコ産トマトの輸出に関する二国間協定から離脱する意向を示している。
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メキシコのベルデゲ(Julio Berdegue)農相は6日、訪問先の米ワシントンDCでロリンズ(Brooke Rollins)農務長官と合意に達し、農業関連企業の代表らと面会したと明らかにした。
ベルデゲ氏はX(旧ツイッター)への投稿でロリンズ氏と素晴らしい協議を行い、合意に達したと書いたが、詳細は明らかにしなかった。
またベルデゲ氏は「DCでメキシコ産トマトの流通に携わる20数社の代表らと面会した」と述べた。
米国はメキシコ産トマトの輸出に関する二国間協定から離脱する意向を示している。
米国が離脱すれば、メキシコから輸入されるトマトに約21%の関税が課されることになる。
ベルデゲ氏はこの面会について、「メキシコ産トマトに関税を課すという政府の案が市場に悪影響を与えることを確認した」としている。
メキシコ政府は先月、トマト協定更新に向けた協議を開始する意向を示した。
米国はその後、メキシコがスクリューワームハエ症(蠅蛆症)の感染予防対策を強化しない場合、メキシコからの家畜輸入を制限する可能性があると警告した。
メキシコ政府はこれを受け、スクリューワームハエ症の防除対策を強化していると明らかにした。
スクリューワームハエ症はハエの幼虫が皮膚や組織に寄生し、組織を破壊することで感染する病気。主に動物(特に家畜)が感染し、ヒトが感染することもある。