ペメックス、25年第2四半期純利益に転じる、ペソの回復が後押し

ペメックスはラテンアメリカの大多数の同業他社と同様、支出と収入の大部分がドル建ての国有企業である。
メキシコ、国営石油会社ぺメックス(PEMEX)のガソリンスタンド(AP通信)

メキシコの国営石油会社ぺメックス(PEMEX)は28日、25年第2四半期(4~6月)の純利益が595億2000万ペソ(約4714億円)であったと発表した。

ペメックスはラテンアメリカの大多数の同業他社と同様、支出と収入の大部分がドル建ての国有企業である。

同社は24年第2四半期、メキシコペソがドルに対して価値を失ったため、2733億3300万ペソ(約2.16兆円)の純損失を計上した。

25年第1四半期(1~3月)にも433億ペソの純損失を報告している。

ペメックスは証券取引所への提出書類で、25年第2四半期の売上高が4.4%減の3916億2000万ペソに減少したと報告。原油販売の減少とガソリンやディーゼルなどの石油製品の価格低下によるものと説明した。

利子、税金、減価償却費、償却費控除前利益(EBITDA)は760億ペソであった。

25年第2四半期時点の債務は988億ドル(約14.67兆円)に達した。

ぺメックスは先月、組織再編の一環として、今後2年間で48億ペソのコストを削減すると発表した。

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