◎同国の今年の消費者物価指数(CPI)は平均9%ほどで、来年も続く可能性が高い。
メキシコの建設労働者(Getty Images)

メキシコ政府は1日、同国の1日あたり最低賃金を来年1月1日から20%引き上げると発表した。

これにより、1日8時間働いた場合の最低賃金は207ペソ(約1460円)となる。現在は172ペソ(約1200円)だ。

しかし、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する頑固なインフレは低中所得層の生活を圧迫し続けると予想されている。

同国の今年の消費者物価指数(CPI)は平均9%ほどで、来年も続く可能性が高い。

物価の高い北部国境沿いの賃金は312ペソ(約2200円)に設定される予定。

メキシコの平均賃金は西側の主要国に比べると低く、多くの市民が生活を維持するためにインフォーマルセクター(国家の統計や記録に含まれない業種)で収入を得ている。

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