◎移民たちは他の中米諸国からメキシコに入り、米国国境を目指してメキシコを横断した。
メキシコ南部、米国への移住を希望する中南米の移民(Getty Images)

メキシコ当局は17日、アフリカとベネズエラから昨年入国した移民の数が大幅に増加したと明らかにした。

それによると、移民たちは他の中米諸国からメキシコに入り、米国国境を目指してメキシコを横断したという。

内務省は声明で、「昨年メキシコに入国したアフリカ移民の数は2022年の6672人から9倍増の5万9834人に達した」と明らかにした。

また同省は「ベネズエラ移民の数は2022年の9万6197人から22万2994人に激増した」と述べた。

これはパナマとコロンビアの間にある危険な密林地帯「ダリエン地峡(Darien Gap)」が通過しやすくなったことを反映している可能性がある。

以前ダリエン地峡を徒歩で横断するには1週間以上かかっていたものの、最近はルートが確立され、移民を支援するボランティアが配置されるなどした結果、3~4日程度で通過できるようになった。

この結果、昨年ダリエン地峡を通過した移民は50万人を突破。過去最高を大幅に更新した。

全体として、昨年メキシコに入った移民の数は2022年の44万1409人から77%増加し、78万2176人となった。

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