◎この集団感染は2カ月ほど前から始まり、米国で少なくとも230人、カナダでは129人が罹患している。
メキシコの保健当局は15日、サルモネラ菌に汚染されたメロンを加工したとされる工場に一時閉鎖を命じた。
報道によると、この加工工場から発送されたメロンを食べた8人(カナダ5人、米国3人)がサルモネラ菌に感染、死亡したという。
保健省は工場の所有者を明らかにしなかったが、カナダの公衆衛生当局はマリチタ(Malichita)またはルディ(Rudy)というブランドのメロンからサルモネラ菌が検出されたと報告している。
この工場は北西部ソノラ州にある。保健当局は声明で、「汚染源を突き止めるための調査を進めている」と述べた。
地元テレビ局によると、検査官は工場の水道水などからサンプルを採取したという。
この集団感染は2カ月ほど前から始まり、米国で少なくとも230人、カナダでは129人が罹患している。
米国に輸入されたメロンはアリゾナ州とロサンゼルスの企業が取り扱っていた。報道によると、これまでに両企業が取り扱ったメロン3万6000個が回収されたという。
保健当局は消費者、小売業者、レストランに対し、出所がわからないメロンは買わない、食べない、販売しないよう警告した。