メキシコ・マヤ鉄道で脱線事故、ケガ人なし
マヤ鉄道はカリブ海の人気リゾート地カンクンと遺跡を結ぶ全長約1500キロの環状鉄道。23年末に部分開業した。
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メキシコ東部ユカタン半島のマヤ鉄道で19日、脱線事故が発生した。
地元メディアによると、ケガ人は報告されておらず、警察が関係者から話しを聞いている。
マヤ鉄道はカリブ海の人気リゾート地カンクンと遺跡を結ぶ全長約1500キロの環状鉄道。23年末に部分開業した。
列車はカンクンからユカタン州の州都メリダへ向かっていたところ、イザマル駅構内で脱線した。
脱線の原因は明らかになっていない。乗客はバスで残りの区間を移動した。他の駅間は通常通り運行している。
X(旧ツイッター)で共有された動画には線路から外れ、傾いた車両が映っていた。
AP通信は当局者の話しとして、「脱線した車両が隣の線路にとまっていた車両に接触しかけた」と伝えている。
政府は多くの観光客がカンクンからこの列車に乗車し、マヤ遺跡の各駅を訪れると期待していた。
しかし、カンクンから有名なマヤのパレンケ遺跡までの往復ルートの1日あたりの乗客数は100~200人程度にとどまっている。これは、1日4、5本のバスで処理できる量である。
政府は当初、この列車の利用者数を1日あたり2万2000~3万7000人と見積もっていた。