メキシコ25年7月インフレ率3.51%、中銀利下げサイクル維持見通し

25年7月のインフレ率は前年同月比で3.51%増。6月の4.32%から低下し、20年12月以来の水準となった。
メキシコ、首都メキシコシティ、中央銀行前の通り(ロイター通信)

メキシコの国家統計局INEGIが7日、先月の消費者物価指数(CPI)を発表した。

それによると、25年7月のインフレ率は前年同月比で3.51%増。6月の4.32%から低下し、20年12月以来の水準となった。

ロイター通信のアナリストは3.53%と予想していた。

一方、食品やエネルギーを除くコアインフレ率は4.23%。6月の4.24%をわずかに下回った。これも市場の予想とほぼ一致した。

中央銀行の目標値は3%±1ポイントである。

中銀は6月末の金融政策決定会合で政策金利を0.5%引き下げ、8.0%に設定。利下げは4会合連続であった。

理事会メンバー5人のうち、ヒース(Jonathan Heath)副総裁が唯一、反対票を投じた。

市場は7月のインフレ率が低下したことで、中銀が利下げサイクルを維持すると予想している。

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