◎先月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.91%増。
メキシコ中央銀行は9日、主要政策金利を11%に引き上げると発表した。
同行によると、先月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.91%増。
同行は声明の中で、「インフレ率は期待通りには下がらず、しばらくは高止まりする可能性がある」と述べている。
また同行は、「インフレ率は2024年末か2025年初頭までは目標の3%を上回るだろう」と予想した。
声明によると、日用品は8.45%増。食品は14%増。このまま上昇が続ければ、先月改定された最低賃金20%引き上げを帳消しにする恐れがある。
中銀の金利は2007年以来の高水準にある。メキシコ・ペソは9日、「1ドル=18.77メキシコ・ペソ」で取引を終えた。
同行は声明で、「パンデミック、世界規模のインフレ圧力、地政学的リスク、金融・財政の引き締めにより、インフレのリスクはしばらく継続する」と述べている。