メキシコ25年6月前半インフレ率4.51%、中銀利下げ維持か

25年6月前半のインフレ率は前年同月比4.51%増、前月比では0.10%上昇し、市場の予想とほぼ一致した。
メキシコ、首都メキシコシティのスーパーマーケット(ロイター通信)

メキシコの国家統計局INEGIが24日、今月前半の消費者物価指数(CPI)を公表した。

それによると、25年6月前半のインフレ率は前年同月比4.51%増、前月比では0.10%上昇し、市場の予想とほぼ一致した。

ロイター通信のエコノミストは0.11%増と予想していた。

25年5月のインフレ率は4.22%増、5月後半は4.62%であった。

中銀は先月の金融政策決定会合で政策金利を0.5%引き下げ、8.50%に設定。3会合連続の利下げとなり、22年以降で最も低い水準となった。

ロイターはメキシコのインフレ率について、「今後数ヶ月以内に再び下降し始める可能性がある」と予想している。

同国のインフレ率は22年に8.7%という20年以上ぶりの高水準に達した後、中銀の目標値まで低下し、今年に入ってジワジワと上昇し始めた。

中銀のヒース(Jonathan Heath)副総裁はインフレ率が上昇し始めたことを受け、利下げサイクルを一時停止する可能性があると示唆している。

次回の金融政策決定会合は6月26日に予定されている。

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