メキシコ25年7月前半インフレ率、中銀の目標値まで低下見通し=ロイター調査

国家統計局INEGIは23日に公式データを発表する予定だ。
メキシコ、首都メキシコシティの市場(ロイター通信)

メキシコの消費者物価指数(CPI)が中央銀行の目標値にまで低下したという見通しが高まっている。

ロイター通信は21日、アナリスト11人のデータを更新。25年7月前半のインフレ率の中央予想値は前年同月比3.64%増となり、6月後半の4.13%から低下すると予想。中銀の目標値は3%±1ポイントである。

一方、食品やエネルギーを除くコアインフレ率は4.30%に上昇。昨年半ば以来の水準に達する見込みだ。

ロイターのアナリストたちは7月前半のインフレ率が前2週から0.27%上昇、コア指数は0.20%上昇したと予想している。

国家統計局INEGIは23日に公式データを発表する予定だ。

中銀は先月末、市場の予想通り政策金利を0.5%引き下げ、8.0%に設定した。利下げは4会合連続であった。

中銀は年末のインフレ率予測を3.3%から3.7%に引き上げたが、26年第3四半期(7~9月)にはインフレ率が3%に収束するとの見通しを維持している。

SHARE:
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします