◎カルテルは自分たちが支配する地域のホステスなどに保護費という名目でみかじめ料を支払うよう強制している。
2022年8月30日/メキシコ、首都メキシコシティ、「強制失踪の被害者のための国際デー」のイベント(Eduardo Verdugo/AP通信)

メキシコの警察当局は23日、バーのホステスに銃を突きつけ、みかじめ料を要求する男の動画を調査していると明らかにした。

この動画はソーシャルメディアで拡散したとされる。

地元メディアによると、この動画は中部グアナフアト州で撮影されたものとみられる。

麻薬カルテルの構成員のように見える男はバーの中で女性をひざまずかせ、銃を突きつけている。女性が「撃たないで」懇願すると、男は女性の肩を踏みつけ「毎週報告してください」と言う。

この動画の撮影時期は明らかになっていない。

グアナフアト州はメキシコで最も治安の悪い州のひとつであり、同国№2の麻薬カルテル「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」を含む複数のカルテルとギャングが縄張り争いを繰り広げている。

同州警察は23日、この動画が本物かどうか、どこで撮影されたかなどを調査していると明らかにした。

カルテルは自分たちが支配する地域のホステスなどに保護費という名目でみかじめ料を支払うよう強制している。

動画の中で男は「みかじめ料を支払った者はブレスレットをもらえる。支払わない者は殺す」と女性を脅している。

メキシコの麻薬カルテルは恐喝、誘拐、移民の密航など、麻薬以外の犯罪からも利益を上げている。

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