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▽鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。
ニワトリ(Getty Images)

メキシコの保健当局は8日、鳥インフルエンザH5N1型に感染した女児が亡くなったと発表した。

同国で鳥インフルによる死者が確認されたのは初めて。

北部コアウイラ州の保健当局によると、この女児は感染により多臓器不全を引き起こし、8日早朝に息を引き取ったという。

政府は先週、H5N1型に感染した3歳女児が重篤な状態で入院していると明らかにしていた。亡くなったのはこの女児とみられる。

鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。

ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。

H5N1型は近年、牛、犬、猫、アシカ、ホッキョクグマに至るまで、多くの動物から検出されるようになった。ヒトからヒトへの感染は報告されていない。

コアウイラ州政府は声明で、「我々は患者と密接に接触したすべてのヒトを監視し、検査を行っている。今のところ、陽性と判定されたヒトはいない」と述べた。

世界保健機関(WHO)と米疾病対策センター(CDC)ヒトからヒトに感染したケースは確認されていないとして、公衆衛生上のリスクは低いとしている。

H5N1型は2020年以来、世界中で家禽などへの感染が確認され、卵や鶏肉の価格高騰を引き起こしている。

メキシコでは昨年、鳥インフルH5N2型のヒトへの感染が初めて確認された。

鳥インフルはH5N1、H5N2、H5N6、H5N8などの型が世界各地の鳥の間で流行している。

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