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▽USMCAはトランプ米大統領の1期目に発効し、6年後に3カ国で共同レビューを行うことになっていた。
左からカナダ、メキシコ、米国の国旗(Getty Images)

メキシコのエブラルド(Marcelo Ebrard)経済相は12日、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の見直しが予定より早く開始される見込みであると明らかにした。

エブラルド氏は経済フォーラムの中で、「USMCAの見直しは2026年に開始されることになっていたが、今年後半に前倒しされるだろう」と語った。

またエブラルド氏は「それが良い結果をもたらすことを期待している」と述べた。

USMCAは第1次トランプ政権末期の2020年に発効し、6年後に3カ国で共同レビューを行うことになっていた。

トランプ(Donald Trump)大統領は以前からUSMCAの再交渉を前倒し、米国がより良い貿易条件を得られるよう求めてきた。

トランプ氏は3月、メキシコとカナダの輸入品に対する25%の関税を発動。中国には10%の追加関税を課した。

しかし、トランプ氏は2日後、USMCA対象の製品に関しては4月2日まで関税を免除。その後、免除期間をさらに延長した。自動車と部品、鉄鋼、アルミニウムに対する25%関税(全世界対象)は発動している。

この強硬手段により、世界経済の減速が懸念されている。

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