メキシコ25年第2四半期GDP成長率プラス0.7%、市場予想上回る

25年第2四半期(4~6月)の経済成長率は前期比で0.7%増、市場の予想を上回った。
メキシコ、首都メキシコシティの市場(Getty Images)

メキシコの国家統計局INEGIが最新の経済統計を公表した。

それによると、25年第2四半期(4~6月)の経済成長率は前期比で0.7%増、市場の予想を上回った。

ロイター通信のエコノミストはプラス0.4%と予想していた。

25年第1四半期(1~3月)のGDP伸び率はプラス0.2%であった。

INEGIによると、製造業とサービス業を含む第2次産業と第3次産業はそれぞれ前期比0.8%と0.7%増。農業、漁業、鉱業を含む第1次産業の1.3%減を相殺した

専門家はこの結果について、「メキシコが不況に陥っていないことを示しているが、経済が好調であるとは言えない」と指摘している。「メキシコには依然として不況のリスクがあり、特にトランプ関税が8月1日に導入された場合、そのリスクは高まる...」

25年7月前半の消費者物価指数(CPI)は中央銀行の目標範囲内に低下し、中銀が利下げを継続するという期待が高まっている。

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