メキシコ25年第3四半期GDPー0.3%、産業活動減速
25年第3四半期(7~9月)の経済成長率は前期比で0.3%減、市場の予想を下回った。
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メキシコの国家統計局INEGIが30日、最新の経済統計を公表した。
それによると、25年第3四半期(7~9月)の経済成長率は前期比で0.3%減、市場の予想を下回った。
四半期ベースのマイナス(前年比)は2021年以来4年ぶり。これにより、中央銀行がさらに利下げを進める可能性が高まった。
25年第2四半期(4~6月)の成長率は前期比で0.6%増、第1四半期(1~3月)は0.2%増であった。
INEGIによると、第二次産業(製造業)は前期比1.5%減。農業・漁業・鉱業を含む第一次産業の3.2%増を相殺した。サービス業は0.1%増であった。
中銀は9月25日の会合で政策金利を0.25ポイント引き下げ、7.50%に設定。利下げは6会合連続であった。
次の政策決定会合は11月6日。アナリストたちは7会合連続の利下げと予想している。
世界的な貿易摩擦への懸念と経済成長の鈍化が中銀に重くのしかかっている。
