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▽メキシコ政府は現在、国内の様々な検問所で保護した移民を様々な場所に分散させ、同時に一カ所に集まる人数を制限している。
2025年1月6日/メキシコ、南部ゲレロ州アカプルコの通り、米国への移住を目指す移民(AP通信)

様々な国から来た約100人の移民がメキシコ南部ゲレロ州のリゾート地アカプルコに到着し、路上で寝泊まりしている。現地メディアが7日に報じた。

メキシコ政府は現在、国内の様々な検問所で保護した移民を様々な場所に分散させ、同時に一カ所に集まる人数を制限している。

当局は人々に対し、「数週間後には米国境に向かう許可を出すことができる」と説明し、様々な場所に移す。しかし、許可が下りる可能性は低く、その場合も数カ月、ひどい場合だと数年かかる。

メキシコはトランプ(Donald Trump)次期米大統領の就任を2週間後に控え、注目を集める移民キャラバンを解散させ、移民を米国境から遠ざけるために国内各地に分散させ、同時に一か所に集まる人数を制限し続ける取り組みを推進している。

これは「分散と疲弊」と呼ばれ、近年メキシコ政府の移民政策の中心となっている。

シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は7日の定例会見で、「昨年、米国境に到達する移民の数を大幅に減らすことに成功した」と語った。

政府はこの減少がトランプ氏の圧力からの防衛策になることを期待している。

トランプ氏は1月20日に就任次第、居住権を持たない不法移民の強制送還を開始すると公言し、さらに、メキシコ、カナダ、中国の全輸入品に関税を課すと表明。カナダとメキシコは25%、中国には10%の追加関税を課すとしている。

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