◎オーストラリア国籍の2人と米国籍の1人はエンセナダ近郊の海岸でサーフィンとキャンプをしていたとみられ、週末に近くのホテルを予約していたものの、姿を見せなかった。
メキシコの警察当局は2日、北西部バハカリフォルニア州でオーストラリア人2人と米国人1人が行方不明になっている事件について、事情を知っているとみられる3人から話しを聞いていると明らかにした。
同州警察によると、失踪した3人が使っていたテントにこの3人がいたことを示す証拠が残っていたという。
州検察の主任検事は記者団の質問に応じず、この3人が失踪に関与しているかどうかも明言しなかった。
また検事は「ビーチ近くに残されていたテントで発見した証拠は、この3人が何かしら関与していることを示している」と述べた。
豪国籍の2人と米国籍の1人はエンセナダ近郊の海岸でサーフィンとキャンプをしていたとみられ、週末に近くのホテルを予約していたものの、姿を見せなかった。
検事は「当局は3人が最後に目撃された場所やテントで複数の証拠を確認し、捜査を続けている」と述べた。
また検事はこの地域で複数の麻薬カルテルやギャングが支配権を争っていることに触れ、「現時点でハッキリしたことは言えないが、あらゆる可能性を考慮している」とした。
豪国籍の男性の母親がフェイスブックで情報提供を呼びかけている。それによると、4月27日以降、息子と連絡が取れなくなり、電話もつながらなくなったという。
豪国籍の2人はビーチから数キロ離れたホテルを予約していた。